今後もよろしくお願いいたします。
みんなのヴァイオリン学校 小竹向原
ブログ
入院から1週間は皆勤賞で病院通いでした。
立ち合い出産をしましたが、とても神秘的な経験でした。
女の子でした。
親バカになるかもしれません。
育児が加わり忙しくなりますが、
今後も仕事に励んでまいりますので、今後もよろしくお願いいたします。
ヴァイオリン教室
]]>
両親からのメールで知った。体調が悪いのは聞いていたが、期待より早く旅立ってしまった。
その日のレッスンが終わると、実家へ向かった。
あの猫は、自分が20歳くらいのとき、一番やさぐれていた時期に(家に帰ることが減っていたので意味の通り、やさぐれていた)、
夜遅くに家に帰ってみると、自分のベットの上に行儀よく座ってした。たいそう大きくゴロゴロと喉を鳴らしていた。まるでニコニコとと笑っている印象だった。一目ぼれ的な感覚があった。
当初は例えると、ヘップバーンや伊東美咲のような細さであったのが、だんだんとずんぐりしてきてしわがれ声になっていったが、記憶というのは絶対に変わらない。あのころ撮った写真はどこにいったのだろうか?
自分が、実家を出るときにいつか外に出してあげようと(勝手に)約束をしたのだが、それは果たせなかった。
ただ、この家にいることができたのは彼女にとって幸いだったと思う。
彼女は、出会った同じ場所、自分の部屋で丁寧に段ボールに入れられていた。
その姿を見た時、必然として、数秒の間自分の喉はやや甲高いうなり声を発していて、その後理性がそれを抑えていた。
悲しいという感情の表現でなく、記憶と身体の直接的な接続であった。
こうあるはずの過去という現実が、今の現実にクシャっと形を変えられた瞬間に、心の変化を通り越して身体が反応した感覚だ。
もしくは心臓を直接握られる感覚とはこんなだろうか、もちろん経験したことはないけれど。
横たわる身体を触ってみると、1年前に亡くなった猫よりも冷たくはなく、硬直も緩やかだった。
そのやや乱れた毛皮をなでながら、何年か前に収めていた画像や動画を見ていた。
記録しておいて良かった。
明日には、彼女の身体は庭のどこかで土の下にいるだろう。
幸いしばらくすれば、自分も近くにいることができる。
いつまで記憶の表面に残っているだろうか。
だから、記憶に埋もれていくその時までは、毎晩心の声をかけよう。
おやすみ、くりさん。
]]>
仕事場の引っ越しに伴い、しばらく新しい家具や備品がレッスン場でも住居でも必要となる。
いろいろと選択がある中で、組み立て家具は安くうまく作ればかなり重宝するのだが、意外と時間と体力がいる。
先日、台所の大きめのレンジ台を購入したのだが、通常のドライバーでの組み立てに2時間ほどかかり、とうとう手に何か所か豆をつくってしまった。
どうしたものかと考えていたところ、その次の日に散歩をして東急ハンズで物色をしていたら、こんなかっこいいものがあった!
ドイツ製のボッシュ社の電動ドライバー。どうしていままで思いつかなかったのだろう。
さっそく衝動買い。
手に持ってみると、程よく重さがあり握った感触がとても安定している。
レーザー銃のような見た目でかっこいい。
先端に付ける付属の、ドライバーは多くの用途に適応している。
さらに別売りのオプションにより、電動カッターやドリル、ペッパーミルとしても使うことができる。
さっそく使ってみた。
収納スペースのためにテレビ台を購入したので試してみる。(うちにテレビはないんだけれど。)
業務用のような重量はないので、ある程度自重をかけて押し込むことになる。
充電式で、バッテリーがなくなってくると、負荷オーバーのランプが点灯する。
上の赤いスイッチにより、ねじ込むだけでなく、逆回転させてねじを抜くこともできる。
先端には、ポイントライトが付いていて、回転させると同時に作業部分を照らしてくれる。
結果的にゆっくり作業をしたので、時間的にはそんなに変わらなかったが、慣れて集中すれば大幅に短縮できそうだ。
なにより作業が楽しい。
収納ケースも洗練されていて、見た目も良い。
これが5000円ほどで買える。
なんだか通販のCMみたいになってしまった。
ヴァイオリン教室
]]>
ここでのレッスンを始めました。
元からの本棚やテーブルはそのまま使っていますが、新たにソファー類、空気清浄機を購入しました。
優柔不断なので、それぞれの備品を選ぶのに相当悶々と悩みました。
小さいゴミ箱を選ぶのに、半日かかった気がする。。
まだ必要なものがあるので、生徒さんの意見も聞きながら、揃えていこうと思います。
しばらくは訪れるごとに新しいものが増えているかもしれません。
お楽しみに。
カーテンはレースのみの予定ですが、相変わらず決まらず、1週間ほど悩んだうえでうやく決定しました。
植物のモチーフが好きなので、選択しのうち景色が見えるように透明度の高いものを選びました。
このような候補がありました。
植物といえば、観葉植物は置きたかったので、ビルの向かいにある園芸店に行き、探してきました。
とりあえず、バランスよさそうな葉の組み合わせで2鉢用意しましたが、
どれも魅力的で目移りしていたので、次第に増えてしまいそうです。
ヴァイオリン教室
Jun Tomono VIOLIN SCHULE
http://jt-violin.com/index.html
]]>
2月17日、定例の生徒による室内楽発表会を行いました。
この発表会ではアンサンブルをするうえでヴァイオリンを弾くことの立場を知ってもらい、実際の演奏に慣れてもらうことです。
今回の目標というか、生徒さんに意識してもらったことは、
難しい曲や技術で苦労するのではなく、基本的な技術でできることを大事にすること。
アンサンブルによって作られる音の関係を良く聴いて、もっと純度の高いハーモニーをコントロールできることに気づくこと。
従って今回のプログラムは、前半に基本的な和声進行を含み、ゆっくりで長すぎない曲を提案して、そのなかから選んで貰いました。(それでも十分難しいですが。。。)
その発展として、後半はオーソドックスな弦楽四重奏の曲を丁寧に弾いてもらうよう試みました。
最後に、参加者有志でシベリウスのアンダンテフェステーヴォを合奏で弾いてみました。
なので、今回は参加者は多くて合計3曲を弾いてもらったことになります。
演奏の支えとして、知人である中部フィルの原さんにサポートしていただき、自分は主にヴィオラを担当させていただきました。
今回のプログラムは以下の通り。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1. 「G線上のアリア」 管弦楽組曲3番 BWV1068より / ヨハン・セバスチャン・バッハ (1685-1750)
„Air” aus Orchestersuite N.3 / Johann Sebastian Bach
2. 「サラバンド」 ハープシコード組曲集 2巻 より / ゲオルグ・フリードリッヒ・ ヘンデル (1685-1759)
„Sarabande“ aus Harpsicord Suits N.2 HWV437 / Georg Friedrich Händel
3. 「ピエ イエズ」 レクイエム Op.48 より / ガブリエル・フォーレ (1845-1924)
„Pie Jesu“ aus Requiem / Gabriel Fauré
4. 「私を泣かせてください」 歌劇「リナルド」より / ゲオルグ・フリ−ドリッヒ・ヘンデル(1685-1759)
„Lascia ch'io pianga“ aus Opera „Rinaldo” / Georg Friedrich Händel
5. アダージェット 「アルルの女」第1組曲 より/ ジョルジュ・ビゼー(1838-1875)
Adagietto aus „ L'Arlésienne” suite N.1 / Georges Bizet
6. イタリアーナ 「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲より / オットリーノ・レスピーギ (1879-1936)
Italiana aus „Antiche danze ed arie per liuto” n.3 / Ottorino Respighi
7. 間奏曲 歌劇「カヴァレリア ルスティカーナ」より / ピエトロ・マスカーニ(1863-1945)
Intermezzo aus Opera „Cavalleria Rusticana“/ Pietro Mascagni
8. 亡き王女のためのパヴァーヌ / モーリス・ラヴェル (1875-1937)
Pavane pour une infante défunte / Maurice Ravel
〜〜〜〜
9.メヌエット 「 アンナ・マグダレーナ・バッハのための練習帳」より / J.S.バッハ?
Menuett aus „Notenbüchlein für Anna Magdalena Bach” BWV anh.116 / Johann Sebastian Bach?
2重奏 「婚礼歌」、「夏のカノン」 / 作者不詳
Duo „Wedding song“(17c) n. „Summercanon“(13c) / Anonymous
10. ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120 より 1,3楽章 / ガブリエル・フォーレ
Trio pour piano, violon et violoncelle 1, 3 mov. / Gabriel Fauré
〜〜〜〜
11. 弦楽四重奏曲 ハ長調 kv.157 より 1楽章 / ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
Streichquartett C-dur Kv.157 1.Satz / Wolfgang Amadeus Mozart
12. ディヴェルティメント ニ長調 Kv.136 より 1楽章 / ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
Divertiment D-dur Kv.136 1.Satz / Wolfgang Amadeus Mozart
13. 弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.76-3 「皇帝」 より2楽章 / ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)
Streichquartett C-dur „Kaiserquartett“ 2te.Satz/ Josef Haydn
14. 弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.64-5 「ひばり」 より 1楽章/ ヨーゼフ・ハイドン
Streichquartett D-dur „Lerchenquartett“ 1.Satz / Josef Haydn
15.アンダンテ フェスティーヴォ / ジャン・シベリウス (1865-1957)
Andante Festivo JS34/ Jean Sibelius
〜〜〜〜
16. 弦楽四重奏曲 2番 ニ長調 より 3楽章 / アレクサンドル・ボロディン (1833-1887)
Streichquartett N.2 D-dur 3.Satz / Александр Бородин,
17. 弦楽四重奏曲 変ロ長調 Kv.458 「狩り」 より1楽章/ ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
Streichquartett B-dur „Jagdquartett” 1.Satz / Wolfgang Amadeus Mozart
18. 弦楽四重奏曲 ニ短調 D810 「死と乙女」 より 1楽章 / フランツ・シューベルト(1797-1828)
Streichquartett d-moll „Der Tod und das Mädchen“ 1.Satz / Franz Schubert
19. ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op.66 より 1楽章 / フェリックス・メンデルスゾーンバルトルディ (1807-1847)
Trio für Klavier, Violine und Violoncello Op.66 c-moll 1.Satz / Felix Mendelssohn Bartholdy
20. アンダンテ フェスティーヴォ JS34 / ジャン・シベリウス
Andante Festivo / Jean Sibelius
ヴァイオリン教室
Jun Tomono VIOLIN SCHULE
http://www.jt-violin.com/index.html
]]>
将来のことを踏まえ、教室の場所を移転させることにしました。
生活と仕事を切り離すこと、より質の高いレッスンと、生徒のために良い環境を考えた結果です。
現在の場所から少し離れましたが、なかなかきれいで広い物件を見つけたので、さっそく引っ越しや新たな備品の準備です。
10階建てのマンションで9階の部屋、10畳以上の広さがあるので、室内楽などの練習をするにも十分なスペースです。
外の景色は、スカイツリー、東京タワー、池袋と新宿の高層ビル群がはっきり見渡せて、
それだけでもここにくる価値があると思います。
およそ6年間お世話になった部屋は、最後のレッスンを終えて運び出す準備をしました。
しばらくは新たな生活の場としてにぎやかになります。
仕事場だけの引っ越しなのでそれほど多くはありませんが、それでもピアノ1台、楽器が10挺以上、本棚が3つ、冷蔵庫1、譜面や書籍など段ボール8個になります。
まずは先にピアノを専門業者さんに運んでもらいました。
前の仕事場の階段を降ろすのは身体に悪いほど大変な作業だったと思います。
お礼は多めにさせていただきました。
何とか、3月1日のうちに最低限の環境を作って、2日からレッスンを再開します。
続く
ヴァイオリン教室
Jun Tomono VIOLIN SCHULE
http://www.jt-violin.com/index.html
]]>
ある暖かい夜に散歩していたところ、見慣れないものと目が合ってしまった。
誰かが願掛けをしてそれが成就したのだろう。
処分の仕方としては問題ないようだが、そのままにしておくのは忍びないので、
散歩を中止してとりあえず家まで抱えて運んできた。
高さは約50?ある。かなり大きい。
仮に鈴木さんとする。
ちなみに、4年前にゴミ捨て場から家に来た熊は、今や教室のシンボルとなっている。
とは言え、さすがに鈴木さんまで家に置いておくことはできない。
達磨の供養をしてくれる場所はないか?
現時点で条件が良かった、西新井大師へ行くことにした。
池袋からバスで45分。
仲間がたくさんいる。
草団子は残念ながら買いそびれた。
現実のお別れは突然やってくる。
無言で受け付けのおばさんに渡すだけ。
劇的なドラマがあるわけではなく、荘厳なレクイエムは流れず。
頭の中で補完するのみ。
おやすみ、鈴木さん。
ヴァイオリン教室
Jun Tomono VIOLIN SCHULE
http://www.jt-violin.com/index.html
]]>
J.S.バッハ
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 1番 BWV1001 g-moll
ヴァイオリン教室
]]>
ウィーン散歩の続きです。
早朝の聖堂は慎ましくミサが行われていて、日中の喧騒と対照的。
南塔へ登るのであれば、9時のオープン時間に合わせてすぐ登ってしまうほうが良い。
登る階段が狭く、すれ違いのため渋滞になるので、人が多くなると時間がかかります。
開くのを待つ。
人が増えてきたので、そろそろ引き返す。
この日はスペイン乗馬学校の演目を見るので、それまで少し寄り道をする。
ベートーヴェンの住居跡のひとつ。
数少ない、城壁跡の高台に残されている建物。
以前あった、5つペダルのピアノがなくなっていたので聞いてみると、ハイリゲンシュタットの家に移したとのこと。
後で考えてみると、展示品が少なくなっていたので、もしかしたら将来的にここは閉じて、ベートーヴェン関係はハイリゲンシュタットに集中させるのかもしれない。
乗馬学校のホール。チケットボックスと異なる場所にあり、注意。
こちらは撮影禁止。
スペイン乗馬学校は、ルネッサンス時代からの乗馬技術をおよそ450年伝え続けていて、
ユネスコ無形文化遺産に登録されているそうです。もっとも、それを意識して見たわけでなく、単にシューベルトやモーツァルトの音楽の拍感の一つであるウィーンの馬のステップを一度確かめておきたかったので。
参考までに。https://www.srs.at/en/about-us/the-spanish-riding-school/
午後は、いつものようにハイリゲンシュタットからカーレンベルクまで登り、ゆっくり歩いてベートーヴェンの家まで行きます。
天気もよいので、その先のレオポルドベルクまで足を伸ばす。
以前ボロボロで入れなかった教会の敷地がきれいに工事されていた。
やや霞かかっているが、聖堂とベルヴェデーレも見えた。
ブドウ畑を通って墓地の側を歩くと、ベートーヴェンの小道に出る。
ベートヴェンの家
以前と比べて展示品の数が増えて、説明も体系的になっていた。
ドイツから来たと思われる方々。
オーディオから「田園」が流れた瞬間、ものすごい反応をしていた。
ウィーンのベートーヴェン。
対して、彼らにとっては自分たちの国が生んだベートーヴェンという気持ちが想像以上に強いのだと思う。
続く
バイオリン教室
]]>
今回のウィーン滞在は短いので、どうせならとシュテファン聖堂の目の前にしてみました。
窓を開けるとリーゼン門を眺めることができます。
早速出かけます。
午前中のザルツブルクからの移動疲れもあり、周りを少し歩いた後アルベルティーナ宮殿の美術館に行きます。
15:00からのペータース教会のオルガンは必ず一度は聴きます。
プログラムには大きい変化はなく何度か聞いた曲が多いですが、ここの音を聴くと安心します。
アルベルティーナのコレクションは美術史美術館に比べると渋いものが多いですが、時代的にも幅広く網羅して、
違う見ごたえがあります。
地階は現代美術の展示。
ウィーンの歴史の一方の面の象徴。
石畳を磨くユダヤ人。
夜はなかなか人が絶えませんでしたが、3時くらいになってようやく人のいない時間ができました。
写真中央の模様に見える線は、ローマ時代にあったシュテファン聖堂の前にあった礼拝堂を表しているようです。
この下はU1とU3の地下鉄駅になっており、その一角で発掘された遺跡をガラス越しに見ることができたはず。
ヴァイオリン教室
]]>
iイケメンの牛がいた。
ダッハシュタインの上部。雪渓があるが、やはり依然と比べてかなり縮小しているらしい。
雪解けの水がこのゴーザウ湖を形成している。
あそこまで行ってみたいなあ。
牛が木陰に隠れている。
スキーシーズン以外では放牧地に使われているようだ。
とても気持ちがよさそう。
ここまで来たのは、景色を見ながら一杯の牛乳を飲むためだ。
考えてみたら、それだけ。
そろそろ帰らなければ。
どこまでも歩いていきたくなる道が続く。
牛かわいい。
バートイシュルからバス。座れないと2時間立ちっぱなしになるので、早めに来た方がいい。
バスの前方の入り口の位置に注意。日本と逆方向なので。
ヴォルフガング湖を見下ろすシャーフベルクの山荘。
鉄道で行ける。あそこにも泊まれるかどうか真剣に悩んだ。
ザルツブルクに戻ってきた。
ミラベル宮殿の演奏会。
以前聴いたものは?な内容だったが、刷新されていてとても良いモーツァルトの五重奏を聴くことができた。
オーストリアを訪れたらこれを食べないと始まらない。(と勝手に思っている)
そしてこれもおいしかったが、ウィーンの歌劇場横のHAPPY Noodleこれをはるかに凌駕する。
午前中にウンタースベルクに登るのだが、予報通りあいにくの天気。
ホテルからの眺め。旧市街が一望できるはずが、駅の施設増築のため遮られているのが惜しい。
晴れていれば、ここの景色はザルツブルク地方を一望できる。
さらに山歩きとしてもすぐれている。
2016年9月を参照
これからウィーンに向かいます。
続く
ヴァイオリン教室
]]>
ザルツブルク散歩の続き
聖堂、レジデンス、ザルツブルク博物館を見たが、これは割愛。
2014年の9月を参照。
http://blog.jt-violin.com/?eid=143
旧市街の橋正面の建物はBiberが住んでいた家らしく、碑文がかけられていた。
ということで、次回の演奏会ではビーバーを弾こう。
今度はメンヒスベルクに登って散策。城壁のある景色が素晴らしい。
次の日、早朝からバスに乗る。
ザルカンマーグート地方にはいくつもの湖がありどこも魅力的だが、、気分的に閑静さを求めてハルシュタットに向かう。
バートイシュルで電車に乗り換える。
この日は、車両の不具合のため途中で降ろされて、1本後の電車に乗ることになった。
せっかく早く起きたのに。
。対岸の駅からハルシュタットの町へは船で渡る。
こんな景色の場所で眠ることができれば幸せだろうな。
さりげなく蹴られて喜んでいる。
今度訪れる時は、一泊してここからダッハシュタインに登ることができれば、本望だ。
ヴァイオリン教室
]]>
8月の後半、久しぶりにザルツブルクとウィーンを訪れた。
本当は別の場所でも良かったし、そうするべき理由もあったのだろうが
単純だが直観で、訪れたかったから、ここに行く。
以前、嬉々として受け入れていた景色が、知ることが増えることでふと自分の求めていることとずれていることに気が付いた。
かといっていそれを否定も肯定もできず、人にそれを伝えるべきなのか悩んだまま、ずっと心にしまったままでいた中で、気が付くと自然と回帰する選択を取っていた。
具体的に言えば、2016年の旅を振り返ってみたときに、例えばバッハやモーツァルトが歩いていた1700年代の都市の姿の中に立ってみたい気持ちと、現実との差を埋める心の作業に疲れてしまったのだった。
現在からみた過去の遺物は、立ち位置を300年前にしたいと思った時に、今目にしている景色を廃墟にしてしまう。
考古学者になったつもりで当時の音楽の姿を追っていこうと希望をもつ限り、
今を生きる現実の自分との時空の引っ張り合いに苦しむことになる。
考えてみると、次第に旅の軸が山や川を歩き自然へ移っていったことも、無意識にその疲弊を避けたのかもしれない。
自然は変わらないと、どこかで考えているから。
時間を空けてみて、過去の葛藤を冷静に受け入れることができるかも、と思ったタイミングでの今回の旅であったのかなと思う。
そんなことを考えながら、振り返ります。
ザルツブルクへは鉄道で。
ウィーン中央駅から乗りましたが、シュベッヒャート国際空港から直通列車もあります。
オーストリアの鉄道網は年々整理されつつある様に感じました。
車両や駅の設備もしていますし、電車の中でのWi-Fiも安定している印象。
乗車券は指定席のオプションを含め、事前に購入できます。
https://www.oebb.at/
早割りや列車の時間によって割引料金があり、それを悩むのも楽しい。
ザンクト・ペルテンやリンツを経て、およそ2:30でザルツブルクに到着します。
おなじみのザルツブルク中央駅。
今回の泊りは駅前に。
荷物を置いて旧市街方面に向かいます。移動はバスなので割愛。
橋を渡る前に、一番景色の良いカプチーナ修道院に登ります。
17世紀後半の鳥観図。旧市街は現在の姿と近いが、修道院側はミラベル宮殿の外側に土塁と水堀が築かれている。
それぞれを町を囲む高台はそれだけで守りに適して地形でありながら、さらに城壁を巡らせている。
少し休憩気が引けたが、まずホーエンブルクに登ってしまった。
工事中の場所が多く、少し趣が削がれる。
以前やっていた城を一巡するガイドツアーがなくなり、半分ほどの行程のオーディオガイドのみ。
それでも城内の展示は随分整理されている。
北側を望む景色から中央駅が見える。
ここでの演奏会は少し興味があったが、評判が芳しくなかったので遠慮した。
一旦山を下りて、旧市街を歩いた。
暗くなってから、再びカプチーナ山で夕暮れの時間を過ごした。
日の入りが20:00ごろなのでなかなか暗くならない。
暗くなってから、ホーエンブルクに再び登り夜景を確かめたてから、その日を終えた。
バイオリン教室
Jun Tomono VIOLIN SCHULE
http://jt-violin.com/index.html
]]>
9月の最終日曜日に、定例の発表会を行いました。
台風の通過する日で、天候と交通の乱れが心配でしたが、幸い雨もほとんど降らない時間帯で切り抜けることできました。
今回のプログラムとしては、難しいソナタを何曲か取り上げることができてよかったです。
ヴァイオリンを教える立場からすると、テクニックの部分で伝えるべき部分の比率よりも、ピアノとの関係で理解できる音楽構造を教えることが増えるので、効率の悪さから曲によってはお勧めしないのですが、幸いどの生徒さんもよい選択をして、実りあるレッスンの結果が出たことを感謝します。
自分は、久しぶりに訪れたザルツブルクで思うことと新しい発見があったので、最後にモーツァルトのソナタKv301を弾かせていただきました。何か生徒に良い影響があればと願います。
さらなる精進を心がけます。
今回のプログラムは以下の通り。
次回の発表会は、2月後半を予定しています。
これまでのように、次回は室内楽を第一テーマとします。
--------------------------------------------------------------------
1. ジムノペティ 1番 「ゆっくりと苦しみをもって」/ エリック・サティ (1866-1925)
Gymnopédie n.1 “Lent et douloureux” / Erik Satie
2. 学生のためのヴァイオリン協奏曲 2番 / フリードリッヒ・ザイツ (1848-1918)
Schüler-Konzert für Violine und Klavier N.2 / Friedrich Seitz
3. ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 / ヘンリー・エックレス (1675-1745)
Sonate für violine und Generalbass g-moll / Henry Eccles
4. ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 2番 1,2楽章/ ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル(1685-1759)
Sonate für violine und Generalbass N.2 G-moll 1,2 Sätze / Georg Friedrich Händel
5. ガヴォット 歌劇「栄光の殿堂」3幕より / ジャン・フィリップ・ラモー(1683-1764)
Gavotte aus Opera ' Le Temple de la Gloire' / Jean Phillipe Rameau
6. ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 3番 へ長調 1,4楽章 / ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル
Sonate für violine und Generalbass N.3 F-dur 1,4 Sätze / Georg Friedrich Händel
7. 瞑想曲 歌劇「タイス」 2幕より 間奏曲 / ジュール・マスネ(1842-1912)
Méditation aus Opera “ Thaïs“ Intermezzo / Jules Massenet
〜〜〜〜
8. 協奏曲 11番 ニ短調 協奏曲集「調和の霊感」より RV565 /アントニオ・ヴィヴァルディ (1678-1741)
Concerto N.11 d-moll aus L'estro Armonico / Antonio Lucio Vivaldi
9. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 1番 「雨の歌」 ト長調 op.78 より1楽章
/ ヨハネス・ブラームス (1833-1897)
Sonate für Violine und Klavier G-dur 1 Satz / Johannes Brahms
10. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ハ短調 BWV1017より 1,2楽章 / ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685-1750)
Sonate für Violine und Klavier (Cembalo) N.4 1,2 Sätze / Johann Sebastian Bach
11. ヴァイオリンと管弦楽の為のアダージョ ホ長調 Kv.261
/ ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
Adagio für Violine und Orchester / Wolfgang Amadeus Mozart
12. ヴァイオリンとピアノの為のソナタ Op.36 ニ長調より1楽章 / ガブリエル・ピエルネ(1863-1937)
Sonate pour piano et violon en fa majeur 1er mouvment / Gabriel Pierné
〜〜〜〜
13. ヴァイオリンとピアノの為のソナタ イ長調 より 1,2楽章 / セザール・フランク(1822-1890)
Sonate pour piano et violon en la majeur 1,2 mouvment / César Franck
14. 2声のインヴェンションより 1,4,8,13番 / ヨハン・セバスチャン・バッハ
Zweistimmigen Inventionen BWV772-786 N.1,4,8,13 / Johann Sebastian Bach
15.ヴァイオリンとピアノの為のソナタ ホ短調 Kv.304 / ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
Sonate für Klavier und Violine e-moll / Wolfgang Amadeus Mozart
16. ヴァイオリンとピアノの為のソナタ ト長調 より 1楽章 / ギヨーム・ルクー (1870-1894)
Sonate pour piano et violon Sol majeur 1er mouvment / Guillaume Lekeu
17. ヴァイオリンとピアノの為のソナタ ト長調 Kv.301 / ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
Sonate für Klavier und Violine G-dur / Wolfgang Amadeus Mozart
ヴァイオリン教室
Jun Tomono Violin Schule
http://jt-violin.com/index.html
]]>