発表会が近い。

  • 2013.07.15 Monday
  • 21:06
 自分の生徒の発表会が8月はじめにある。

本番1日とピアノ合わせ2日分のホールを予約して、
大まかな予算を計算して会費を決めて、
参加者と曲を調整して、
伴奏者の配分を決めて
ピアノ合わせの時間の希望調査をして、
ピアニスト二人に譜面を送って、
曲と時間を表にして、
生徒用の要項を作って、
プログラムの順番を調整して、
生徒が連れてくる人数を聞いて、ホールのキャパシティと照らして
プログラムを作っていただく方と打ち合わせをして、

今のところこんな段階だ。

後は、

一週間前の伴奏合わせの際にピアノの状態をみて調律するかどうか、
当日、生徒に何か手伝ってもらうか、

といったところか。


参加者が思ったよりも増えたので席数が心配だったがなんとかなりそうだ。


日にちがちかくなるにつれ、(すべての!)生徒が自分のテクニックや音楽つくりの課題をうまく調整してくるようになったので、自分としてはこのところとても安心している。



生徒の方はもちろん成長するが、自分も伴奏譜を弾いて、曲のつくりについてより理解できたり勉強になる。

興味深かったことは、プログラムの作成の際。

基本的に、曲名とその出典を原語で表記しようと考えている。
教本に載っている短い曲にも必ずオリジナルの出典があるはずだ。したがってそれを探す作業になる。

例えば、新しいバイオリン教本2巻に載っているリーディングの作品は
Oskar Rieding / Romanze G-dur aus 6 leichte Vortragstücke

ベートーヴェンのメヌエットは元はピアノの譜面で見つけて
Ludwig van Beethoven / Menuett C-dur aus 6 Menuette für Klavier WoO.10


その作曲家がどこの国の生きて、何語の感覚でそしてどの楽器で曲が書かれているのかは生徒に知ってほしいし、レッスンの際にもできる範囲で伝えている。

それがまず表されるのが作曲家のすべての名前とタイトルであろう。

生徒に見せて「読めない。。。。。。笑」という意見もあったが、その意図はおおむね理解されているようだ。
(この点については客としてくる方のことも考え、原語のプログラムと日本語のプログラム両方を用意しようと思う。)


調べた結果、思わぬ結果になることも。

リュリのガヴォットと教本に記載されているものが、実はリュリの作品でなく、 Marin Marais(マラン マレー)という作曲家のものだった。
すこし考えて、作曲者の名前を省き()書きとして情報を載せた。
Gavotte a-moll (orginal : Marin Marais / Rondeau – 1er livre de piéces Viole no.24 )

エックレスのソナタについては興味深いことであると同時に、悩んだ。

彼はイギリス生まれのヴァイオリニスト、作曲家だが、
当のソナタは彼がフランスの宮廷の弦楽オーケストラ(vingt-quatre violons du roy)のメンバー
として活躍していた時代のものであるらしく、初版のソナタ集もフランスで行われている。

しかしそのファクシミリを読む限り献呈先はイギリスの貴族らしい。
それから、彼の献呈の辞の中では、この曲はイタリアのスタイルで書いているよ、と本人が述べている。
しかもこの1720年のソナタ集のうち大部分が、どうやら同時代のイタリアの作曲家2人
(Giuseppe ValentiniとFrancesco Antonio Bonporti)の作品からそのままコピーしているものらしい。両者の譜面を確認すると、とりあえずAllegroの楽章はそのままBonportiのものだった。。


音楽史に書かれているように、コスモポリタン的なこの時代の産物といえるし、抜け目ないというか。

迷った末、面倒になったのでこれはもうエックレスのまま英語表記にした。
勘弁してニャア。。。

こんな類のものは当時たくさんあるんだろうな。


と、こうしているうちに自分の練習時間がどんどん少なくなる。

生徒に、自分にも弾けと言われているので、さてどうしよう。。

これ以上ピアニストに迷惑かけられないので、やはり無伴奏か。


まとまりのない文章、切羽詰っている証拠だ。。。



エックレスのソナタ表紙、献呈相手、作曲した場所たち、下には本人のサインだろうか。


エックレス本人の献呈の挨拶だろうか。
ものすごく相手をヨイショしている中に、自画自賛が見え隠れしているのが面白い。
フランス語のつづりが時々現代のものと違うものがある気がする。


ソロの下に通奏低音の譜面が書いてある。美しい譜面。
なおこれらの資料は自分が読んだ後、発表会で弾く生徒に献呈いたしました。


Jun Tomono VIOLIN SCHULE
http://jt-violin.com/index.html

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